NA-LX127B パナソニック ドラム式洗濯機分解清掃 2022年10月1日発売 使用期間約2年3か月 

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ヒートポンプ

使用期間約2年3ヶ月のヒートポンプ内部の汚れについて

この画像は、ヒートポンプ内部の汚れが確認できる状態を撮影したものです。 一般の方でも簡単にできます。乾燥フィルターを外し、ネジ2本を外すことで、この箇所を見れます。

汚れ具合は、まだ軽度で「まあまあ」のレベルですが、すでに汚れが残り始めています。この程度の汚れでも、放置しておくと乾燥機能が徐々に低下し、乾燥時間が長くなる、乾きムラが発生するなどの問題が出る可能性があります。

ヒートポンプユニットの上パネルを外した状態。右側の排気経路もホコリが見えます。

ヒートポンプの取り出した状態。

乾燥機能を回復させるための最重要ポイント:ヒートポンプの汚れ除去

乾燥機能を回復させるには、このヒートポンプに付着した汚れを取り除くことが最も重要なタスクとなります
。ヒートポンプの汚れは、結果的に、乾燥時間が長くなり、電気代が増加し、洗濯の仕上がりムラになります。

ダクトホース

ダクトホースの中です。ホコリは少ない方だと思います。

ダクトホースを外した画像です。

ダクトホースを外すと、洗濯槽が見えます。ダクトホースにたまったホコリを、ブラシでおそうじすると、洗濯槽の外側に落ちていき、洗濯槽下部の排水ホースにつながっています。なので、ここは、ブラシで誇りを落としても安心です。しかし、たまに、歯ブラシなど洗浄ブラシをおとしてしまったSOSのご依頼もあります。そんな落としてしまったブラシは、ドラム層下部にとどまっているので、さらに分解することで、取り出すことが可能です。

パナソニックの「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」について

対象機種
2021年11月発売モデル以降のNA-LX/SLXシリーズが対象となります。このサービスは、購入もしくは設置後3年以内の洗濯機を対象としており、乾燥機能を回復させるためのクリーニングを行います。


サービス内容

この安心パックサービスでは、以下の作業が実施されます:

  1. ヒートポンプの熱交換器の洗浄
    • ヒートポンプ内部の汚れを取り除き、温風循環を最適化。
  2. ダクトホースの洗浄
    • 湿気の排出を悪化させる汚れを水で洗浄し、排気効率を改善します。
  3. 排水フィルターの清掃
    • フィルター内の汚れやゴミを取り除き、排水の流れをスムーズにします。

料金は16,500円(税込)で、クリーニング後には2年間のアフターサービスが付帯されます。


ヒートポンプ清掃だけで乾燥機能が回復するのか?

パナソニックの安心パックサービスは、購入または設置後3年以内の洗濯機が対象です。この3年以内という条件は重要です。以下に理由を詳しく説明します:


3年以内の洗濯機の場合

通常、設置から3年以内であれば、脱水受けカバー内部に溜まるホコリの量が比較的少ない状態です。このため、ヒートポンプやダクトホースの清掃だけで乾燥機能が回復するケースがほとんどです。パナソニックのサービスが「3年以内」の洗濯機を対象としている理由の一つです。


3年以上使用している洗濯機の場合

特に、水受けカバー内部ホコリが大量に発生している場合があります。

脱水受けカバー内部のホコリが原因で覚醒乾燥不良の仕組み

  1. ホコリが水分を吸収する
    • 脱水受けカバー内部に溜まったホコリは、「洗い」や「すすぎ」の際にたっぷりと水分を含みます。
  2. 乾燥プロセスへの悪影響
    • 脱水後、乾燥工程に移行しますが、ホコリが水分を放出するため、ヒートポンプがいくら頑張って乾燥しようとしても、その水分が再び衣類に移ってしまいます。
  3. 結果として乾燥不良が発生
    • これにより、乾燥工程が終了しても衣類が、生乾きのままとなるケースが多くなります。

LXシリーズの脱水受けカバーの進化

脱水受けカバー内に溜まったホコリ汚れ(VXシリーズ)

脱水受けカバー内のホコリの拡大画像です。(VXシリーズ)この埃が脱水運転が終了しても、大量の水を含み、洗濯機内部で、加湿器の役割を果たし、衣類乾燥の邪魔をしています。

脱水受けカバー内部に埃が溜まり、洗濯機を動かし続けると、脱水受けカバーに穴が開きます。

脱水受けカバーの穴あきの拡大画像です。

洗濯槽側のバランサーにも異変が起こります。脱水受けカバーとの摩擦熱で、溶けたプラスティックになります。

このような脱水受けカバーに穴が開いた状態だと、水の流れが悪くなり、洗濯ものの汚れを上手に落とすことができなくなります。

洗浄後のLXの脱水受けカバー内部画像です。VXとの違いが判るでしょうか?

ほこり汚れがほとんど、つかない構造になっています。

水の流れが、脱水受けカバーの外側のホースになりました。

なので、LXシリーズからは、脱水受けカバーの穴あき現象は、ほぼ皆無となります。


しかし、LXシリーズで開発された水の流れのこの箇所は、分解清掃の必須箇所となります。

LXシリーズの進化は、脱水受けカバーの内側だけでなく、表側も改良進化しています。

このネジ2本を外すと、脱水受けカバー内部の清掃が、VXシリーズと比べるとですが、少しだけ、可能となりました。

外したパーツの裏側です。

この穴の説明もしたいのですが、結構、ここまでの記事を書くのに、時間がかかってしましました。なので、この穴については、また、今度、LXの分解清掃をした時に、書こうと思います。このサイトも立ち上げたばかりで、大切に育てていきたいと思っています。また、ブログの更新を続けていきたいので、次回からは、施工ブログに関しては、備忘録みたいな感じで、その他の専門的な記事に関しては、しっかりと考察を交えて、わかりやすく、読み応えのある記事にしてこうと思います。宜しくお願い致します。

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