日立のドラム式洗濯機 エラー表示の見方と対処の目安

日立のドラム式洗濯機エラー表示ガイド。C02・C06・C17・F02の確認ポイントと相談の目安。

こんにちは。おそうじアカデミー清水です。

日立のビッグドラムで「C02」「C06」「F02」などが表示されると、何を確認すればよいのか迷いますよね。水栓や洗濯物の状態を見直せる表示もあれば、部品の点検が必要な表示もあります。

この記事では、日立の公式案内で確認したC01・C02・C04・C06・C08・C09・C17・F02を取り上げ、ご家庭で確認できる範囲と、修理を相談する目安をまとめました。後半では、当店が対応したBD-SV110GLのF02表示の事例もご紹介します。

表示の種類や操作方法、お手入れできる場所は機種によって異なります。実際に確認するときは、お使いの型式の取扱説明書を優先してください。

目次

確認を始める前に 安全と表示内容を確かめる

水漏れ、焦げたにおい、煙、激しい振動などがあるときは、エラー番号にかかわらず使用を中止してください。安全に操作できる場合は水栓を閉め、電源を切ってプラグを抜き、販売店やメーカーの修理窓口へ相談します。濡れた手や、水に濡れたプラグ・コンセントには触れないでください。

外装を外す、内部の配線に触れる、部品を交換するといった作業は、ご自身では行わないでください。乾燥直後や温水運転後は、ドラムや衣類、残っている水が熱い場合があります。冷めるのを待ち、ドアやフィルターを無理に開けないようにします。

危険な症状がない場合は、電源を入れ直す前に、次の内容を控えておきましょう。

  1. 表示されている文字と数字。可能なら画面の写真
  2. 本体ラベルにある「BD-」から始まる型式
  3. 給水・洗い・すすぎ・脱水・乾燥のどこで止まったか

日立のC表示には、お手入れや衣類の確認に関する内容だけでなく、部品の不具合に関するものも含まれます。「Cだから故障ではない」とは判断せず、番号まで確認することが大切です。

参考:日立 C・Dから始まる表示の案内

参考:日立 BD-SV110GL/GR 取扱説明書 安全上のご注意

表示に合わせて確認するポイント

C01 水栓や断水から順に確認する

C01は、水が正常に入らないときに出る表示です。「C1」や「水栓開確認」と表示される機種もあります。まず洗濯機の水栓が開いているか、ほかの蛇口でも水が出るか、給水ホースが凍っていないかを確認しましょう。ドアがきちんと閉じているかも確認します。

給水に時間がかかる場合は、給水口のフィルターにゴミがたまっていることもあります。ただし、給水ホースを急に外すと水が飛び散るおそれがあります。お手入れは水栓を閉め、ホース内の水を抜くなど、説明書の順序に従ってください。取り外しや接続に不安がある場合は、そのまま相談しましょう。

確認しても水が入らない場合や、水が入っても槽にたまらず排水されてしまう場合は、点検を依頼してください。表示だけで給水弁の故障とは決められません。

参考:日立 C01・給水できないときの案内

参考:日立 給水口のお手入れ

C02 水が抜けないときはフィルターを開けない

C02は、槽や排水ホースに水が残り、正常に排水できないときに出る表示です。排水ホースのつぶれや詰まり、糸くずフィルターの汚れなどが確認対象になります。

C02が出て水が残っているときは、糸くずフィルターを外さないでください。多量の水や、温水運転後の熱い水が流れ出るおそれがあります。受け皿を置くだけで安全に外せるとは限りません。

危険な症状がなければ、取扱説明書の「脱水のみ」の操作で排水できるか確認します。排水できないときは、それ以上フィルターを開けたり、繰り返し運転したりせず、点検を相談してください。

水が抜けたことを確認できたら、本体を動かさず見える範囲で、排水ホースが折れたり、つぶれたりしていないかを見ます。糸くずフィルターや排水口の手入れは、説明書に沿って安全に届く場所だけにとどめましょう。洗濯機の真下にある排水口を掃除するために、重い本体を一人で動かすのは避けてください。

参考:日立 C02・排水できないときの案内

参考:日立 BD-SV110GL/GR 糸くずフィルターの注意

C04 衣類のかたまりと設置状態を確認する

C04は、脱水時の洗濯物の片寄りが、自動の補正運転で直らないときなどに表示されます。厚手の物、大きな物、洗濯ネットに詰めた衣類などが一か所にまとまっていないかを見直します。

一時停止し、ドラムが完全に止まって水が抜け、ドアを安全に開けられる状態になってから衣類をほぐして入れ直してください。入れすぎだけでなく、少量の洗濯物で片寄る場合もあるため、量の調整は機種の説明書を確認します。

防水性の衣類や水を通しにくいマットなど、洗濯機で扱えない物を入れていた場合は、そのまま再運転しないでください。本体の傾きやがたつきが気になる場合も確認が必要です。脚の調整や本体の移動が必要なら、販売店や設置業者へ相談しましょう。衣類を整えても繰り返す場合は、点検を依頼します。

参考:日立 C04・脱水できないときの案内

C06 乾燥フィルターの有無に合わせて確認する

C06は、自動の乾燥運転が所定の時間内に終わらなかったときの表示です。すぐにヒーターの故障と判断せず、衣類が十分に脱水されているか、絡まっていないか、乾燥容量を超えていないかを確認します。乾燥時に冷却水を使う機種では、水栓が開いているかも確認してください。

乾燥フィルターがある機種は、電源を切り、熱が冷めてから、説明書に沿ってフィルターを手入れします。水洗いした部品はよく乾かして戻してください。固定フィルターのねじを外したり、奥に指や棒を差し込んだりするのは避けましょう。差し込み口のお手入れには専用の準備操作が必要な機種もあります。

一方、乾燥フィルターを搭載していない機種もあります。たとえばBD-STX130Jは、乾燥フィルターレスのヒートポンプ式です。このタイプでは、取り外す乾燥フィルターを探すのではなく、お使いの機種で案内されている糸くずフィルターや槽洗いなどの手入れを確認してください。

排水の悪さが乾燥に影響する場合もあります。手入れをしてもC06が続く、乾燥が途中で止まる、衣類がいつまでも湿っている場合は、乾燥経路や部品の点検を相談しましょう。

参考:日立 C06の案内 ドラム式

参考:日立 乾燥フィルターのお手入れ

参考:日立 BD-STX130Jの仕様

C08とC09 ドアをロックできない場合と開かない場合

C08は、ドアがしっかり閉まっていない、またはロックできないときの表示です。一時停止し、衣類の端が挟まっていないか、入れすぎていないか、ドアパッキンにゴミが付いていないかを確認します。「閉じ込め防止機能」の設定も関係するため、機種の説明書を確認してください。

C09は、ドアのロックを解除できないときの表示です。日立は、ドアを閉め直して一時停止する方法などを案内しています。操作手順は、下記の公式案内とお使いの機種の説明書をご覧ください。

どちらの場合も、ドアを強くたたく、ハンドルを無理に引く、ロック部へ工具を入れるといったことはしないでください。案内された操作でも表示が消えない、ドアを開閉できない場合は点検が必要です。C09が残る場合、利用者の操作では解除できないことがあります。

参考:日立 C08・ロックできないときの案内

参考:日立 C09・ロックを解除できないときの案内

C17 お手入れの目安と排水の状態を確認する

C17や「糸くずフィルター」「異物トラップ」の表示は、糸くずフィルターまわりのお手入れを確認する合図です。日立の案内では、詰まりに関する表示のほか、一定回数の運転後にお手入れの目安として知らせる場合があります。表示方法やタイミングは機種で異なり、表示だけで完全に詰まっているとは判断できません。

槽や排水ホースに水が残っていないことを確認してから、取扱説明書どおりに糸くずフィルターを手入れします。残水が出る場合に備えて水受けを用意し、取り付け部やパッキンに異物がないかを確認して、確実に戻してください。運転中や水が抜けない状態では外せません。

手入れ後も表示が続く場合は、取り付け状態と機種ごとの表示の消し方を確認します。槽洗浄が案内されている機種もありますが、排水できないときは先に点検を相談してください。水が残ったまま、表示を消すためだけに洗浄運転を始めないようにしましょう。

参考:日立 C17・糸くずフィルターなどの表示

参考:日立 糸くずフィルターのお手入れ

F02やFから始まる表示は 点検を相談する

日立の公式案内では、F02/F2は、メイン基板または乾燥ユニットに問題が起きている可能性がある表示です。F02だけで「ヒーターが切れた」とは特定できません。同じ表示でも、必要な点検や交換部品は機種と状態で変わります。

日立は、点検前にプラグの抜き差しで改善する場合があると案内しています。ただし、焦げたにおいや水漏れなどがあるときは再運転しないでください。危険な症状がなく、説明書や公式案内に沿って電源を入れ直しても改善しない、すぐ再発する場合は、販売店やメーカーの修理窓口へ相談しましょう。

F02以外でも、AやFで始まる番号は本体の不具合の可能性があります。C表示でも確認後に繰り返す場合は同様です。メーカー保証や販売店の延長保証を利用する場合は、作業を依頼する前に保証窓口へ確認しておくと安心です。

参考:日立 F2・F02の案内

参考:日立 A・Fから始まる表示の案内

参考:日立 修理相談窓口

BD-SV110GL F02表示で乾燥ヒーターを交換した事例

当店では、日立ビッグドラムBD-SV110GLで、乾燥途中にF02が表示され、衣類が乾かず温かくもならないというご相談に対応しました。

乾燥ヒーターを交換し、あわせて乾燥ダクトやユニット周辺のホコリ・綿ゴミを清掃しました。組み戻し後の試運転では、温風が出ることを確認しています。症状と交換後の改善から、乾燥ヒーターの不具合と判断した事例です。

このときは、テスターによる測定で断線を確認したものではありません。また、作業後の確認は温風が出るところまでで、衣類が乾き切るまでの運転確認は行っていません。

作業時間は約2時間、当時のお支払い総額は33,000円(税込)でした。これは、この機体で行ったヒーター交換・分解点検・内部清掃などの事例金額です。同じF02表示なら、一律の料金や同じ部品交換で対応できるという意味ではありません。

参考:BD-SV110GLのF02表示とヒーター交換事例を読む

清掃か修理か迷ったら 型式と症状をお知らせください

乾燥が長い、水が抜けないといった症状には、汚れや詰まりが関わる場合と、部品の不具合が関わる場合があります。表示番号だけで清掃や交換を決めず、どの運転中に何が起きたかを確認することが大切です。

ご相談の際は、分かる範囲で次の内容をお知らせください。

  • 型式ラベルとエラー表示の写真
  • いつから、どの運転中に起きるか
  • 水が残っているか、衣類が温まるかなど、すでに確認できている症状
  • 試したお手入れや操作、お住まいの都道府県・市区町村

写真や動画の撮影のために、無理に運転したり、本体を分解・移動したりする必要はありません。

洗濯機修理の調査費は4,000円(税込)で、当店で修理する場合も修理代・部品交換費とは別途です。分解清掃のご依頼には調査費はかかりません。清掃プランに含まれない追加作業や部品交換は、内容に応じて別途ご案内します。

対応可否や必要な作業は、型式・使用年数・部品の供給状況・設置状況などによって異なります。訪問の条件と費用は、下記の修理案内からご確認ください。

参考:洗濯機修理の対応地域と料金を確認する

参考:症状・メーカー別の施工事例を探す

参考:おそうじアカデミーに相談する

メーカー情報の確認日:2026年10月14日。最新の案内は、日立公式サイトとお使いの型式の取扱説明書でご確認ください。

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